父との戦争

訪問して下さいまして、ありがとうございます。

 

今日は、親と子の設計図について書きたいと思います。

 

ここでいう設計図とは、親から引き継がれる

思いもかけない、外界に対する反応のくせのことです。

その例として、私と父の事例を書きます。

 

私の父はとにかく文句の多い人です。

TVを見ていると、必ず不平・不満を言います。

 

キャスター:今日は快晴で、行楽日和です。

父:そう言うほど晴れてないよね。

・・・

キャスター:皆さん、車の運転に気をつけていってらっしゃい!

父:気をつけても事故は起こる。

 

どうしてこんなに文句が多いのかと、

昔から疑問に思っていました。

 

 

ところが、この前、

TVを見ながら私がTVに向かって文句を言っていました(笑)。

しかも当の本人(つまり私)は、そのことに

気づいていませんでした。

 

キャスター:(動物の映像を見て)見てるだけで癒されますね。

    私:多分、動物はストレスに感じていると思う・・

        ・・・

キャスター:私の実家でも犬を飼っていて、

      犬は人間の言葉が分かっているのではないかと

      思う様なことが沢山ありました。

    私:じゃあ、あなたはそのわんこの気持ちを

      どれだけ理解しているのだろうか。

 

隣で母が笑っています。

「よく似てるね〜。」

 

そこで初めて気づきました。

自分が文句を言っていたことを(笑)

 

認めたくないけど、認めざるを得ない事実。

そう、父と私は似ている。

 

いやだ!!

絶対いや!!

 

似ているくらいなら死んだほうがマシ!

 

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そこで、父と私が似ていないことを立証しようと

あれこれ考えました。でもそれは無駄骨でした。

 

 

遺伝とは怖いものです。

 

私が文句を言っていた時は、

「ストレスを溜め込んでいる時」でした。

 

その溜め込んだストレスを晴らすために、

他人を馬鹿にしたり、否定したりします。

そして自分のプライドを守るという

反応が出やすい様です。

 

 

ただ、今の自分は1年前の自分とは少し違います。

父と似ていることが嫌なのは変わりませんが・・

 

①似ていることを認めることができる様になっている。

②笑い話しにできる様になった。

 (昔はもうこの世の終わりと思うほど深刻に自分が嫌でした)

③似ていることが「ダメなこと」ではなく、

 ただ「そうなんだー!」と俯瞰して観られる様になった。

 

読者の皆さんがどう感じるかはわかりませんが、

これは私にとっては革命なのです。

 

特に③は、ジャッジすることなく、

ただ父と自分の感情のパターンが似ているな、と

俯瞰できるようになりました。

「ほほー、なるほど、そうなっているのか」という風に。

 

 

父との戦争はそろそろ終わりに近づいているのかな・・

(勝手な自分だけの戦争な気がしますけど(笑))

 

父は私に限界を与えてくれて、沢山の気づきをもたらしてくれる

偉大な親なのかもしれません。

 

皆さんはご両親をどう認識していますか?

 

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