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今日は、感情のアウトプットの大切さ
について書きたいと思います。
昨日、私が関わるプロジェクトのメンバー15人程で
ミーティングをしていました。
最初に、それぞれ個人の現状シェアをしたあと、
プロジェクト遂行の障害となっている課題の
洗い出しをしました。
その中で、プロジェクトを遂行すること自体の
価値はすごく分かっているのに、どうも気持ちが動かなくなり、
行動ができない、という意見がありました。
行動したいけど、行動するまでに時間がかかる、
どこか重たさを感じるというのです。
私もとても共感しました。
なぜなのか?
色々ディスカッションをしていて一番出てきたのが、
行動すること、アクションを起こすことで
周りの人にどう思われるのかを無意識に怖がっている、
というものでした。
新しいチャレンジをするには、誰でも恐怖心は伴うものです。
それは当たり前だと思いますが、
ここで一つ日本人特有の感情の付き合い方があります。
それは、
今、自分がどんな感情を抱いているのかわからない、
ということです。
つまり、感情を麻痺させているのです。
感情を感じない様に蓋をして、表面的には穏やかに振る舞う。
自分が何を感じているのかシェアしたりすることもなく、
感情を外に出すことをしないので、
どんどん自分の中だけでさまざまな感情の
エネルギーが膨らみ、妄想の域に達する。
そして、ある日突然キレる。
昨日のミーティングをしたメンバーは
日本人特有の感情の持ち方をよく把握しているメンバーです。
けれども、やはり日本人ですので、
「日本」という場で生きている以上、
自分が今、何を感じているのか表現することを、
無意識に諦めていたのです。もちろん私も含めて。
全員が、自分の感情を外に出していなかったことを意識化し、
どう感じているかをアウトプットしたことで、
その場が一気に変わりました。
どんどんアイデアが出て、一人一人がやる気に満ちたのです。
自分の感情をお互い出し合い、
分かち合うことの大切さを感じたミーティングでした。
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